時の音 1-3

時の音
1-3 地震

毎日、パソコンばかりやっていると、頭がぼーっとしてくる。
そのうち画面もぼやっとしてきた。
ゆらゆらと画面が揺らめいている。
なかなか揺れが止まらない。
気がつくと達也の体も揺れているようである。

地震である。
上体を挙げ、辺りを見回す。
ざわざわと周りの同僚が動きだした。
避難のため、ビルの近くの広場に集合する。
大きな揺れであったが、数分するうちに揺れは収まった。

30分ほど避難所に待機するした後、避難解除となった。
やれやれである。

ディスクに戻ると、パソコンモニターや書類が散乱している。
みんなで、落ちた、仕事用具を元の位置に戻す作業をおこなった。
結局、仕事ができる状態まで復旧するのに、数時間も要した。
数時間で済んで良かったのかもしれない。

一段落つくと達也はコーヒーが飲みたくなった。
ひっくり返ったコーヒーメーカーを元に戻し、
まともに動くかどうか、コーヒーを作ってみた。

やってみるとコーヒーメーカーは、うまく動作した。
達也はコーヒーの香りに安堵し、コーヒーを啜った。

程なくして大山が近づいてきた。
「やれやれだな。」
達也は言った。

「ところで、あの骨董屋は大丈夫かな。」
大山は言った。

達也も気になっていたところである。
コーヒーを飲み終わると、
大山と骨董屋を見に行くことにした。

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