入門記事で「オブジェクトの配置」を体験したので、次は「オブジェクトを動かす」という、ゲーム開発の根幹となる部分に挑戦しましょう。
1. ⚙️ C#スクリプトの基礎を学ぶ(最重要)
Unityでオブジェクトを動かすには、C#というプログラミング言語で書かれたスクリプトを使います。まずは最低限の基本を理解しましょう。
- 目標: スクリプトを新規作成し、オブジェクトにアタッチし、オブジェクトを動かすことができる。
- 学習テーマ:
Start()とUpdate()関数: Unityのスクリプトで最も重要な2つの関数です。Start(): ゲーム開始時に一度だけ実行される。Update(): 毎フレーム(ゲームの描画が更新されるたび)に実行される。
- 変数の定義: オブジェクトの速度やHPなどを格納する方法。
- 基本的な移動:
transform.Translate()を使ってオブジェクトを動かす方法。
2. 🚶 プレイヤーキャラクターを動かしてみる
C#の基礎を学んだら、実際にゲームらしい動きを作ってみましょう。
- 目標: キーボード入力(例:W/A/S/Dキー)に応じて、Cubeなどのオブジェクトを動かす。
- 実践的なコード: ユーザーの入力を受け取るための
Input.GetKey()やInput.GetAxis()といったUnity特有のコードを試してみます。 - 応用: 単純な移動だけでなく、物理演算(重力や衝突)を扱うための**
Rigidbody**コンポーネントについても調べてみましょう。
3. 💥 コンポーネント指向を理解する
Unityは「コンポーネント指向」という考え方に基づいています。これがUnity開発の鍵です。
- 目標: ゲームオブジェクトは「入れ物」であり、機能は全て「コンポーネント」として追加されていることを理解する。
- 具体例:
Mesh Renderer: オブジェクトを画面に表示する。Collider: 当たり判定を設定する。Light: 光源の機能を与える。- 作成したC#スクリプトも、オブジェクトに追加できるコンポーネントの一つです。
4. 📚 公式チュートリアルを一つ完遂する
独学で全てを学ぶのは大変です。Unity公式が提供している学習コンテンツを一つ選んで、ゴールまでやり遂げることで、開発の全体像が見えてきます。
- おすすめ: Unity Learnの「Roll-a-Ball」や「Unity Essentials」などの入門者向けコース。これらは、ゲームの基礎(移動、収集、UI表示)を一通り体験できるように設計されています。

コメント