「円」を方程式で表し、直線との位置関係(交点や接線)を調べる方法を解説します。
1. 円の方程式(基本形と一般形)
① 基本形(中心と半径が直接わかる形)
中心が $(a, b)$、半径が $r$ の円の方程式:
$$(x – a)^2 + (y – b)^2 = r^2$$
※ 中心が原点 $(0, 0)$ の場合は $x^2 + y^2 = r^2$。
② 一般形
$$x^2 + y^2 + lx + my + n = 0$$
一般形から中心と半径を求めるには、$x$ と $y$ それぞれについて平方完成を行います。
2. 円と直線の位置関係の判定
円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $y = mx + k$ の共有点の個数は、次の2通りの方法で判定できます。
方法A:判別式 $D$ を利用する(代数的手法)
直線の式を円の式に代入して $x$ の2次方程式を作り、判別式 $D$ の符号を調べます。
- $D > 0 \iff$ 異なる2点で交わる(共有点2個)
- $D = 0 \iff$ 1点で接する(共有点1個)
- $D < 0 \iff$ 共有点を持たない(共有点0個)
方法B:中心からの距離 $d$ を利用する(図形的手法・おすすめ)
円の中心と直線の距離 $d$(点と直線の距離公式)と、円の半径 $r$ を比較します。
- $d < r \iff$ 異なる2点で交わる
- $d = r \iff$ 1点で接する
- $d > r \iff$ 共有点を持たない
計算テクニック:方法B(距離 $d$ と半径 $r$ の比較)の方が、判別式 $D$ よりも計算が圧倒的に楽になり、ミスも防げます。
3. 円の接線の方程式
円上の点における接線
円 $x^2 + y^2 = r^2$ 上の点 $\text{P}(x_1, y_1)$ における接線の方程式:
$$x_1 x + y_1 y = r^2$$
中心が $(a, b)$ の場合
円 $(x – a)^2 + (y – b)^2 = r^2$ 上の点 $\text{P}(x_1, y_1)$ における接線の方程式:
$$(x_1 – a)(x – a) + (y_1 – b)(y – b) = r^2$$
4. まとめ
- 一般形を見たら平方完成して中心と半径を求める。
- 円と直線の位置関係は「中心と直線の距離 $d$ と半径 $r$ の比較」が最速。
- 接線の公式は $x^2 \to x_1 x, \; y^2 \to y_1 y$ と置換するイメージ。
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