【数学Ⅱ】6-3: 増減表を書けばグラフが見える!3次関数の極大値・極小値の求め方

数学Ⅱ

導関数 $f'(x)$ の「符号」を調べることで、元の関数 $f(x)$ のグラフが「上がっているか(増加)」「下がっているか(減少)」が分かります。増減表の書き方を完璧にマスターしましょう。

1. 導関数の符号と関数の増減

  • $f'(x) > 0$ の区間 $\implies f(x)$ は 単調に増加 する(右上がり)
  • $f'(x) < 0$ の区間 $\implies f(x)$ は 単調に減少 する(右下がり)
  • $f'(x) = 0$ となる点 $\implies$ 増加と減少が入れ替わる山の頂点・谷の底(極値)の候補

2. 極大値と極小値

  • 極大値:グラフが増加から減少に転じる点(山の頂点)
  • 極小値:グラフが減少から増加に転じる点(谷の底)

※「極値」は局所的な山・谷であり、必ずしも全体の最大値・最小値とは限らない点に注意してください。

3. 増減表の書き方とグラフ描画(実践例題)

例題

関数 $f(x) = x^3 – 3x$ の増減を調べ、極値を求めよ。またグラフを描け。

【解答】

① 微分する:

$f'(x) = 3x^2 – 3 = 3(x^2 – 1) = 3(x + 1)(x – 1)$

② $f'(x) = 0$ となる $x$ を求める:

$x = -1, 1$

③ 増減表を作成する:

x…−1…1…
$f'(x)$$+$$0$$-$$0$$+$
$f(x)$$\nearrow$2$\searrow$-2$\nearrow$

④ 結論を記述する:

$x = -1$ で 極大値 $2$

$x = 1$ で 極小値 $-2$

4. まとめ

  1. 微分して $f'(x) = 0$ となる $x$ を求める。
  2. 符号の変化を調べる増減表($x, f'(x), f(x)$ の3段表)を正しく書く。
  3. 極値(山の頂点・谷の底)の座標を取って滑らかな曲線で結ぶ。

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