【数学Ⅲ】2-1-6 三角・指数・対数関数の導関数公式一覧|暗記のコツと符号のミスを防ぐポイント

数学Ⅲ

数学Ⅲの微分法では、これまでに学んだ定義や合成関数の仕組みをベースにして、様々な関数の導関数を求めていきます。

テストや入試の計算で「あれ、どっちにマイナスが付くんだっけ?」と迷わないために、ここで一度すべての基本公式をスッキリ整理しておきましょう!

この記事では、三角関数・指数関数・対数関数の導関数を一覧でまとめ、確実に覚えるためのコツを解説します。

1. 三角関数の導関数公式一覧

まずは数3の微分の基本となる三角関数の公式です。(※微分の計算では、角度の単位は必ずラジアン(弧度法)であることに注意してください)

関数 f(x)導関数 f′(x)覚え方のポイント
$\sin x$$\cos x$そのままコサインに変わる
$\cos x$$-\sin x$コ($\cos$)がつくと微分したときにマイナスが飛び出す!
$\tan x$$\frac{1}{\cos^2 x} \ ( = 1 + \tan^2 x)$商の微分から導かれる形

💡 符号のミスのを防ぐ最強のコツ

三角関数の微分で最も多いミスが「マイナスの付け忘れ」です。

名前に $\text{c}$ がつくもの($\cos, \cot, \csc$ 等)を微分すると、必ず結果にマイナスが付く」という大原則を覚えておくと、迷わなくなります!

2. 指数関数の導関数公式一覧

自然対数の底 $e$ をベースにした指数関数の微分です。特に $e^x$ は「微分しても形の変わらない最強の関数」です。

関数 f(x)導関数 f′(x)備考
$e^x$$e^x$微分してもそのまま!
$a^x$$a^x \ln a$一般の底の場合は $\ln a$ が掛かる

3. 対数関数の導関数公式一覧

対数関数の微分では、真数が正である必要があるため絶対値記号が絡むことがあります。

関数 f(x)導関数 f′(x)備考
$\ln x$ (または $\ln \vert{}x\vert{}$)$\frac{1}{x}$自然対数の微分は逆数になる
$\log_a x$$\frac{1}{x \ln a}$一般の底の場合は分母に $\ln a$ が入る

4. 応用:合成関数が絡んだときの公式(チェーンルールの適用)

実際の入試では、上の公式そのままではなく、中身が複雑になった「合成関数」の形として登場します。先ほどお伝えした「外微分×内微分」のルールをセットで適用しましょう!

  • $(\sin f(x))’ = \cos f(x) \cdot f'(x)$
  • $(\cos f(x))’ = -\sin f(x) \cdot f'(x)$
  • $(e^{f(x)})’ = e^{f(x)} \cdot f'(x)$
  • $(\ln f(x))’ = \frac{f'(x)}{f(x)}$

5. まとめ:微分公式を武器にするために

  1. 三角・指数・対数の基本公式は、定義に戻らなくても一瞬で出てくるレベルまで暗記する。
  2. 「名前に $\text{c}$ がつくものを微分するとマイナス」のルールで符号ミスを鉄壁に防ぐ。
  3. 実際の計算では単体の公式だけでなく、必ず合成関数の微分(内微分の掛け算)がセットで必要になることを意識する。

これで「2-1. 微分法の基本」のセクションがすべて完了しました!基礎的な計算力がしっかりと固まったはずです。

次はいよいよ、求めた導関数を使ってグラフの性質を丸裸にする「2-2. 微分の応用(接線、増減、凹凸、グラフ描画など)」へと進みましょう!

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