【数学Ⅱ】5-2: 指数関数 $y = a^x$ のグラフの描き方と指数方程式・不等式の解法

数学Ⅱ

未知数 $x$ が指数部分にある関数 $y = a^x$(指数関数) の性質と、その方程式・不等式の解き方を解説します。

1. 指数関数 $y = a^x$ のグラフと性質

底 $a$ の大きさによってグラフの形(単調増加か単調減少か)が変わります。

① 底 $a > 1$ のとき(右上がりの増加関数)

  • $x$ が大きくなると $y$ も大きくなる($x_1 < x_2 \iff a^{x_1} < a^{x_2}$)。
  • 例: $y = 2^x$

② 底

② 底 $0 < a < 1$ のとき(右下がりの減少関数)

< a < 1$ のとき(右下がりの減少関数)

  • $x$ が大きくなると $y$ は小さくなる($x_1 < x_2 \iff a^{x_1} > a^{x_2}$)。
  • 例: $y = \left(\frac{1}{2}\right)^x = 2^{-x}$

共通するグラフの特徴

  • 必ず点 $(0, 1)$ と $(1, a)$ を通る。
  • $x$ 軸(直線 $y = 0$)が漸近線となる($y > 0$)。

2. 指数方程式の解き方

両辺の底(てい)を揃えるのが鉄則です。

例題

方程式 $8^x = 32$ を解け。

【解答】

両辺の底を $2$ に揃えます。

$(2^3)^x = 2^5 \implies 2^{3x} = 2^5$

指数を比較して、 $3x = 5 \implies x = \frac{5}{3}$

3. 指数不等式の解き方と「超重要注意点」

不等式を解く際も底を揃えますが、底の大きさによる不等号の向きの変化に最大の注意が必要です。

  • 底 $a > 1$ のとき:指数の大小比較で 不等号の向きは変わらない。
  • 底 $0 < a < 1$ のとき:指数の大小比較で 不等号の向きが逆転する!

例題

不等式 $\left(\frac{1}{3}\right)^x > \frac{1}{27}$ を解け。

【解答】

底を $\frac{1}{3}$ に揃えると、$\left(\frac{1}{3}\right)^x > \left(\frac{1}{3}\right)^3$

底 $\frac{1}{3}$ は $1$ より小さいので、指数の大小関係をとると不等号の向きが逆になり、

$x < 3$

4. まとめ

  1. グラフは必ず点 $(0, 1)$ を通る。
  2. 指数不等式で底が $1$ より小さいときは不等号の向きを反転させる。

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